【味覚編】五感をハックする世界のテクノロジー最前線
「味覚をハック」もしこんなことができたら、チョコレート食べてもラーメンの味なんてこともできるんですかね?ちょっと違うか。
とにかく、今回は味覚をテーマにしているテクノロジーをピックしていきましょう。
よく言われているもので
かき氷のシロップは、糖液に酸味料と着色料と香料を加えて作られています。
酸味料で果物らしい酸っぱさ、着色で果物らしい色を、香料で果物らしい香りをつけたものですね。
だから、レモン味とイチゴ味では、もしかしたらレモン味の方が酸味が強いかもしれないけど、後はほとんど同じ、だからかき氷にシロップだけをかけて、目をつぶって鼻をつまんで食べれば、ほとんど区別が付かないらしいです。
こんな話をよく聞きます。
つまり味覚は脳と密接な関わりがあって思い込みなどでも変わってくる相対的なものなんですね。
病院で忠告。塩分摂取禁止
年齢も40代に差し掛かり少し塩分の取りすぎにも気になり出し始めた方も多いのではないでしょうか?
でも塩味が生活からなくなるのは寂しいですよね。
そこで今回紹介するのはボタンを押せば塩味を感じることのできるフォーク。
一見何の変哲もありません。
しかしよく見ると、柄の部分に小さなボタンが。手に持つ部分もシルバーに加工されています。
舌に電気刺激を与えることで、塩味が感じられるようになるんです。
みなさんも一度は金属のスプーンなどを口に入れたことがあるでしょう。
何か何とも言えない味がしませんでしたか?
これはガルバニー電流というものが関係しています。
ガルバニー電流:異種金属が同一口腔内に存在するとき、唾液や歯の内部の組織液が電解質となり電位差の発生が起電力が生じ、電流が流れる現象。この電流が、疼痛・違和感・金属の味を生む事があります。アルミホイルを噛んだり、時々スプーンやフォークが歯に当たった時、嫌な感じや変な味がするのはこの為です。
つまり電流が生じることで味覚が反応しているということになります。
電気フォークの原理は、逆に特定の電流を流して味を再現するということですね。
実際には塩分を取っていないのに塩味を楽しめる。恐ろしい可能性を秘めた技術ですね。
喫茶店に行ったらメニューから食べ物を選ぶと同時にオススメの電気スプーンのプリセットを教えてくれたりしたら面白いと思います。
ケーキを口に運んだらボタンを押してほのかにシナモンを効かせるみたいな。
そんな時代がすぐそこまで来ています。