【聴覚編】五感をハック:実用例まとめ
今回は以前「聴覚編」で書いたバイノーラル録音がどんなところで応用されているのか見てみましょう。
聴覚
今流行りのVR。
以前の記事でも書いたように視覚だけでなく音もより現実に近づいたらとても面白いコンテンツが出来そうですね。
そこで今回は実際にバイノーラルの技術をどんな風に用いているのか紹介します。
知っている方も多いのではないでしょうか?
実際にVRヘッドセット向けの3Dコンテンツを制作する際 Unity と呼ばれるゲームエンジンを利用することが多いです。
Unity(別名:Unity3D)とは、統合開発環境を内蔵し、複数のプラットホームに対応するゲームエンジンである。 ユニティ・テクノロジーズ(英語版)が開発した。 日本法人はユニティテクノロジーズジャパン合同会社。
そんなUnity ですが実はSpatial Audioというアセットが販売されていて簡単にバイノーラルサウンドを実現することができます。
Unity Asset Storeでプラグインを購入しSpatialAudioDemoシーンを見てみると。
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実行すると音源が中央に設置されたAudio Listenerの周りをくるくると回り出します。ヘッドフォンで聞くと音源が自分の周りを回っていることを体験できると思います。
使い方は簡単で
- 音源(Audio Sourceオブジェクト)にSpatialAudioSourceスクリプトを
- カメラなどAudio ListenerががあるオブジェクトにSpatialAudioListenerスクリプトを
アタッチするだけです。
あとは音源を動かせば、Spatial Audioプラグインが音をバイノーラルに変換して再生してくれるらしいです。
Oculusで360度見渡せる環境ができるようになったので、音源も360度対応することでより臨場感をもったものを作ることができるはずです。
うまく使うことでVRでのチャットやゲームがまた一段上に登ることが出来る予感がします。