Life On Wheels

どこまでが芸術家でどこからが起業家なんだろう。

【独断】kick starterで面白いプロジェクト集めてみた:その6

1700円でプロ並みの動画が撮れる!

人気な商品はやはり買っても失敗しない価格帯のものが多いですね。

今回 kick starterの人気商品を見ていて思ったのは今まで高価だったものが圧倒的に安く手にはいるパターンが多いですね。

以前紹介した低価格3Dプリンター101HEROもその類です。

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Smoovie(スムービー)は1700円という圧倒的低価格でスマートフォンやGo proを取り付けられる シンバル/スタビライザー です。

手ブレをとてもシンプルな方法で除去しています。

使い方

最近のスマホは簡単に動画撮影できます。まさにいつでもどこでも撮れる時代になりました。しかし普通に手で持って動画撮影すると、どうしても微妙に傾いたりしてブレてしまいます。

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そこで手軽かつ低価格で手ぶれを除去しよう、というのがSmoovieです。

アプリ等のソフトで除去するのではなくプロダクトで物理的に除去しようという製品です。

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Smoovieはとても軽量かつコンパクトなのでポケットの中に入れてもかさばりません。

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棒の部分を伸ばして組み立てます。

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後はスマホをグリップで挟めば完了です。

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そしてハンドルを手で持って動画撮影します。下部についている重りが常に地面の方向を向いているのでスマホ本体はビデオ撮影中でもはぶれません。

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youtu.be

普通のスタビライザーは、ブレた方向と反対方向にモーターで動かすことで、ブレを除去します。しかしバッテリーとモーターを積むために重くなりがちです。

そして何よりも高い!!

下の写真にあるように限りなくシンプルな構造です。

Smoovie14.jpg

下部の重りは重力で常に地面の方を向くため、その反対側についているカメラの向きも一定になるように固定されます。

スマホの重さは機種によって違うため、下部の棒の長さを調節することでいろいろな機種に対応できるようになっています。

 

Smoovieのジョイント部分は磁石を使っています。磁石の反発力でわずかに浮いているものと思われます。この構造上、搭載できるのはスマホやGoProのように軽くて小さいものに限定されています。

素晴らしい発想ですがこの構造のためにiphoneやGo proのような軽いデバイス向けのものになっています。

ジョイント部分が浮いていることによってブレに対するレスポンスが良いことが売りなのでしょうから。

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カメラを安定させると、犬のように動き回るものを追いかけて撮るときにも役立ちます。

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最後に

莫大な量のプロジェクトがあるkick starterのサイトから頭一つ出るにはユーザー視点からのプロダクトデザイン、価格設定が大事になってきていると思います。