街中のTED
前回に引き続き。
花房さんとの話を踏まえて私と空はこれから何をしていこうか真剣に考えました。
アイデアは日常のいたるところにあります。
私の祖父の口癖は
「不便なことを探せ。
そして足してダメなら引いてみろ。」
だったんです。
今回私は花房さんと直接話をしました。
そしてそこで自分が思ったことや、花房さんの印象に残ったところを空に話しました。
そこでこう思ったんです。
「これって情報が劣化してるな」って。
空は実際に花房さんに会って話を聞いたわけじゃありませんから私の話を元に推測するほかありません。
私が話した内容は主観を元に伝えているのでその場の雰囲気とか間とかって全く伝わりませんよね。
これって至極当たり前ですが、すごく勿体無いということはわかると思います。
確かにTED等ですごい功績を残した人たちのスピーチを聞くこともいいでしょう。
でももっと身近なところでTED以上に面白い話をしている人はいっぱいいます。
だったら自分達がいろんな人と雑談をして、その様子を録画し誰もがその雑談を見れるようなサイトを作ったらどうでしょうか。
(実際に試作していたサイトです)
どれだけ感動したとかためになったとか数値化できない世界ですが、間違いなく誰かを幸せにできる可能性を秘めていると確信しました。
こんな打ち合わせをしている僕たちの会話でも、あなたが普段友達と話している内容でも誰がどう受け取るかは想像のしようもありません。
全ての始まり「古書瀧堂」
花房さんと話したことでわかったことは「すぐやる」
実は空の家の近くに行きつけの古本屋があったんです。
その名は「古書瀧堂」
二人で記念すべき1回目をその古本屋の店主の方と雑談することに決めました。
初めてのことで何か手土産でもと、近くのコンビニでコーヒーを三本買って行きました。
これがその動画です。
自分自身、古本屋なんてほとんど行ったことありませんでしたし、どうやって本を仕入れているのかなんて知っている人の方が少ないと思います。
・古本を仕入れる市場があることを知っていますか?
・まとめて100冊単位で買う古本を大山と呼ぶことを知っていますか?
実際に話さないと触れることのできない知識との出会い。
二時間近く話したのですが面白すぎて飛ぶように時間が過ぎて行ったのを覚えています。
雑談も終わって帰路についている途中、「俺らの考えは間違ってないな」と確信しました。
そしてこれからもこのスタンスで活動していこうと考えた矢先、あるきっかけが....
そのまま私たちは思いもしない方向に向かっていくことになったのでした。